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[おすすめドラマ]不気味の谷を超えて視聴者を魅了するロトスコープ・ドラマ『アンダン ~時を超える者~』

Amazonプライムビデオで9月に配信されたAmazonオリジナルアニメに注目です。

それは「UNDONE アンダン ~時を超える者~」です。

これは大人のためのアニメ・ドラマです。

「ロトスコープ」という技術を使った映像で、変にリアルです。

「ロトスコープ」は実写映像をトレースしてアニメ化する技術ですから、リアルなのは当たり前です。

すでにディズニー映画などで採用されているため新しい技術ではありませんが、Amazonとしては初めてのロトスコープ・ドラマです。

アニメ映像と融合させることで、実写では再現が困難な表現を実現できます。

要するに実写をアニメ化するわけで、それなら実写のままでいいじゃん、と思いますが、時間を移動するタイムトラベルのSF的場面があるため、アニメにしたと思われます。

不気味の谷の向こう側

しかし、このロトスコープは実写をトレースしたような動画なので、

いわゆる「不気味の谷」にはまってしまうとも言えます。

「不気味の谷」とは、英語のuncanny valleyを訳したものです。

その意味は、

「ロボットなど人間にそっくりな存在に遭遇したときに感じる嫌悪感」

です。

不気味の谷現象(ぶきみのたにげんしょう)とは、美学・芸術・心理学・生態学・ロボット工学その他多くの分野で主張される、美と心と創作に関わる心理現象である。外見的写実に主眼を置いて描写された人間の像(立体像、平面像、電影の像などで、動作も対象とする)を、実際の人間(ヒト)が目にするときに、写実の精度が高まっていく先のかなり高度なある一点において、好感とは正反対の違和感・恐怖感・嫌悪感・薄気味悪さ (uncanny) といった負の要素が観察者の感情に強く唐突に現れるというもので、共感度の理論上の放物線が断崖のように急降下する一点を谷に喩えて不気味の谷 (uncanny valley) という。不気味の谷理論とも。元は、ロボットの人間に似せた造形に対する人間の感情的反応に関して提唱された(原典を読めば誰でもわかるが)、方程式などで示されるような一般に「理論」と呼ばれるようなものにはあたらない)。
出典: Wikipedia

最初は不気味の谷現象で、不気味ですが、観続けるうちに次第に気にならなくなり、やがて魅力に変わっていきます(少なくとも私はそうでした)。

 ▽「アンダン」は、Amazonオリジナル▽

アンダン ~時を超える者~

作品データ

UNDONE アンダン ~時を超える者~
制作:Amazonスタジオ
2019年9月13日配信
シーズン1 全8話 各話約30分
「アンダン ~時を超える者~」は、2019年9月13日にAmazonから配信された、AmazonオリジナルのSFアニメ・ドラマです。
主人公アルマ役は、2019年の映画「アリータ:バトルエンジェル」(2019) で主役のアリータを演じたローサ・サラザールです。

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あらすじ

第1話 事故

アルマ出典:Amazonプライム・ビデオAmazon Primeビデオ(以下同)

 

主人公のアルマが泣きながら車を運転している場面からこの物語は始まります。

恋人と同棲し、保育園で働く28歳の主人公アルマは、毎日繰り返される単調な日々を過ごしていました。

ある日、妹と喧嘩をし、泣きながら車を運転するアルマが、何かに目を奪われて他の車と衝突し、信号機のポールに激突し、頭を打ちます。

アルマが見たものが何であるかは、第1話のラストシーンで明かされます。

第2話 病院

父ジェイコブ

ところが交通事故に遭って以来、子どものころに死別した父ジェイコブの姿を見るようになります。

そして時空を超えて移動します。

ベッドからまず飛んだのは、子供の頃のハロウィンの晩。

「もっとお菓子が欲しい」というアルマに、

「行こう。ママには内緒だ」と父は言ってアルマを外に連れ出します。

ところが父の携帯が鳴り、話を終えると父は、

「すぐ戻るからここを動くな」

とアルマに言い残し、どこかへ行ってしまいました。

それきり父は戻りませんでした。

何度も時空を超えて移動し、ループする不思議な現象を体験し、混乱するアルマは、

父に何が起きているのかと問い、父は答えます。

「お前は生と死の両方の世界に足を突っ込み、私と精神的領域で会話している。あの事故が時制の感覚を揺り動かし、非線形的な事柄まで見えるようになって…。」

「迷子に」とアルマが言うと、

「同時に解放感も得たはずだ。これも全部、高熱か頭を打ったせいかも」

と父は続け、協力してくれ、助けてくれとアルマに頼みます。

アルマは時空を超えて移動し、ループを繰り返します。

しばらくして再び能力について父と会話します。

「特殊な能力を持つ者は、多くのものが見え、知覚も優れている。おばあちゃんとお前だ。先住民には幻が見え、声が聞こえる者がいる。シャーマンだよ。だが西洋文明は彼らを追放した。だからお前の能力を慎重に育成する」

第3話 ブラックジャック

父と娘

アルマは混乱しますが、父と訓練を始め、やがて次第に時間をコントロールできるようになっていきます。

同時に、父を殺した犯人を調べ始めます。

第4話 鍵

妹とアルマ

アルマは父との訓練で特殊能力を伸ばし、父の死の原因も調査を続けますが、奇妙な言動を心配した母は、アルマにセラピーを受けさせます。

第5話 孤独

父母と妹

アルマは、恋人のサムが嘘をついていたことに気づき、口論に。それを機に2人の幼少期に遡ります。

第6話 祈りと展望

サムとアルマ

母カミラは結婚が近い妹のベッカに付き添って、教会でベッカの婚約者リードの家族と試食会をします。アルマはサムとともに父親の事件の真相を追います。

第7話 結婚式

妹ぼベッカとアルマ

アルマは父を殺害した犯人の調査を続けますが、妹ベッカの結婚式に出席します。父ジェイコブはアルマに、事件の調査は中止し、自分を救う方法を探るよう促します。

第8話 ハロウィンの夜

父ジェイコブとアルマ

アルマは、父が死んだハロウィンの夜にとび、過去を変えようとします。今に戻ると、カミラとサムがアルマに治療を受けさせようとします。果たして父の死の真相は? 過去は変えられるのでしょうか?

 ▽「アンダン」は、Amazonオリジナル▽

アンダン ~時を超える者~

感想

第1話はかなり退屈で観るのを止めようかとも思いましたが、他に観るものがなかったし、不思議な魅力もあって第2話へ進みました。

すると、第2話から面白くなり始めました。(よかった)

第8話で完結しているかのような他ブログの記述が見られますが、あくまでシーズン1です。

シーズン2が無事作られるかわかりませんが、楽しみに待ちます。

登場人物と演じる俳優たち

アルマ

演:ローサ・サラザール/Rosa Salazar

 

Rosa SalazarPhoto by Good.Night35

 

恋人サムと同棲し、保育園に勤める女性。聴覚障害を持ち、手術で聞こえるようになったが、相手の気持ちや周囲の空気を無視する言動が多い。母や妹とも些細なことでぶつかる。インド系の男性サムと同棲している。

ジェイコブ

演:ボブ・オデンカーク/Bob Odenkirk

 

Bob OdenkirkPhoto by Gage Skidmore

 

アルマの父親。大学で時間を操る研究を続けていたが、アルマが幼少のころのハロウィンの夜、自動車事故で亡くなった。アルマが自動車事故を起こしてからアルマの前に現れ、会話をするように。

カミラ

演:コンスタンス・マリー/Constance Marie

 

Constance MariePhoto by Hispanic Lifestyle

 

アルマの母親。アルマと母は愛し合っているものの、何かと些細なことで衝突する。

ベッカ

演:アンジェリーク・カブラル/Angelique Cabral

 

 
Angelique Cabral

 

アルマの妹。恋人リードとの結婚を控えているが、アルマはその結婚に疑問を感じている。それが喧嘩の原因となる。

サム

演:シッダールト・ダナンジェイ/Siddharth Dhananjay

 

Siddharth Dhananjay出典:www.gstatic.com

 

アルマと同棲する恋人。将来はアルマとの結婚を考えているが、彼女はその気がない。アルマは自動車事故の直前、彼に別れを告げるが、事故が原因で別れた記憶を失ってしまったため、彼はそのことを隠している。

ところで、タイトルの「アンダン(undone)」は、パソコン用語にもなっている「アンドゥー(undo)=やり直す、元に戻す」の過去分詞形です。

つまり「元に戻される」「やり直される」といった意味です。

 ▽「アンダン」は、Amazonオリジナル▽

アンダン ~時を超える者~

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