英国ドラマ

[海外ドラマ]イギリス『女王ヴィクトリア 愛に生きる』をオススメする理由

Huluより画像:Huluより

筆者にとっては非常に面白い海外ドラマがHuluFODプレミアムで配信されました。

女王ヴィクトリア(原題:VICTORIA)です。

ヴィクトリアは、18歳という若さで女王になり、その後64年にわたって王座にありました。

当時、イギリスは世界中に植民地を広げ、イギリス帝国が繁栄した時代でした。

しかし、立場上、恋した人とは結ばれず…。

女王ヴィクトリアの孤独と愛を描いたドラマの始まりです。

※ITV系列で2016年にシーズン1全8話が、2017年にシーズン2全8話が放映されました。日本ではシーズン1が2017年にNHK総合テレビで放送され、シーズン2が2019年に放映されています。

18歳で英国女王になったヴィクトリアの愛と悲しみ

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1837年、イギリスの国王が死去したが、彼の兄弟に嫡出子がいなかったため、姪のアレクサンドリナが王位を継承することとなった。

アレクサンドリナはヴィクトリアを名乗り、女王となるが、弱冠18歳で、しかも身長が低かったため、周囲から「小娘」として軽く見られる。

唯一の味方は首相のメルバーン子爵と感じ、常に彼を傍に置き、力になってもらう。

最初は父親を慕うような気持ちだったが、やがてそれは恋心に変わってゆく。

その思いは高じ、メルバーン子爵が自分の領地に帰った時、お忍びで彼の領地に赴き(筒抜けだが)、「あなたと一生を共にしたい」と胸の内を告白する。

メルバーンは答える。

「カラスは、つがいになると生涯添い遂げます。毎年つがいで巣作りをします。それを繰り返し思いを新たにしながら、絆を強めます。もっとカラスを眺める時間があったら妻を苦しめずに済んだ」

「でも彼女は駆け落ちした。私はしません」

「ええ、あなたは惜しみなく愛を捧げる方だ。でも相手は私ではない」

「もう捧げている」

「一生のお相手に取っておくのです。私ではムダになる。カラスのように一人と添い遂げます」

メルバーンは彼女を思うゆえに、また立場の違いから、彼女の思いを受け入れなかった。

その後、野心家である母の愛人を追い出したヴィクトリア女王は、母と

「ママの喪失感は痛いほど分かる。大事な人を失うって…本当につらい」

「あなたを見放す男はいない。もしいたら使命ゆえよ」

「ママ…、私は一生、不幸ね」

周囲は「小娘」のお目付け役を付けようと画策

周囲は女王を結婚させお目付け役にしようと画策する。

父方の伯父は甥のジョージと結婚させようと目論むが、

「ヴィクトリアの脚は僕の腕より短い」と伯父に言う。

「男として国の頂点に立ちたくはないのか」

「あの女と結婚しても一家の主(あるじ)にはなれない」

当然、ヴィクトリアはジョージに興味を持たない。

ヴィクトリアがメルバーンと踊る場面で、

「ジョージは?」

「女王と踊りたいだけで私には興味がない」

「よほどの愚か者だ」

「あなたと踊るか迷った」

「エリザベス女王がレスター伯を拒む?」

「2人は恋人だったの?」

「そうです、彼は既婚者でしたが、妻に死なれた」

「でも2人は結婚しなかったの?」

「立場的にムリだとお互い分かっていた。心は通じてても」

一方、母方の叔父でベルギーの国王レオポルドは、甥のアルバートと結婚させようとする。

ヴィクトリアは幼い頃のイメージから、アルバートは幼稚だと会おうとしないが、レオポルド王はアルバートを呼び寄せる。

ヴィクトリアがピアノをひいている時に現れたアルバート。

2人は見つめ合い、恋に落ちるかと思いきや…。

「昔よりミスが減った」

真面目で堅物のアルバートのそんな率直な物言いに反発するヴィクトリア。

だがそんなアルバートに次第に惹かれ始め…。

遂に、アルバートを呼び、こう言います。

「聞きたいことがある。でもその前に、それを聞いていいか答えて。聞いてもいい?

「ぜひ」

「アルバート、よろしければ…、これでは変ね」

と、意を決して言い直します。

Will you marry me?

そう、

結婚してくれる?

です。

彼女から求婚したのは、彼女が男勝りなわけではなく、男から求婚してはならず、女王から求婚しなくてはならないというしきたりだからだ。

イエスを期待したヴィクトリアにアルバートは、少し間を置いてこう言う。

「条件がある」

「何よ?」

やや憤慨するヴィクトリアに向かってアルバートは言います。

「まずキスさせて」

「そしたら結婚する?」

「キスが先だ」

キスした後に、アルバートは言います。

「僕にとって楽な結婚じゃない」

「ええ、とても面倒な結婚よ。それでもしたい」

「僕もだ」

(以上は、シーズン1のエピソード4までのストーリー。2019年11月29日現在、シーズン1最終話エピソード8までが配信されている)

ヴィクトリア女王プロフィール

ヴィクトリアVictoria、1819年5月24日 ~ 1901年1月22日)

世界各地を植民地化・半植民地化して繁栄を極めた大英帝国を象徴する女王として知られ、その治世は「ヴィクトリア朝」と呼ばれる。
在位は63年7か月にも及んだ。
ヴィクトリアは、1819年5月24日午後4時15分頃にロンドンのケンジントン宮殿で生まれた。
父はケント公爵エドワード(ハノーヴァー朝第3代英国王ジョージ3世の四男)。
母はその妃ヴィクトリア(ザクセン=コーブルク=ザールフェルト公国の公フランツの娘)。
父ケント公は借金まみれで、物価の高いイギリスでは暮らしていけないと、ベルギーやドイツ諸国を転々として暮らしていた。
ところが、妃の出産が近くなると、生まれてくる子を「ロンドン出生」にするため流産の危険を冒してでも一時帰国し、ケンジントン宮殿を兄の摂政王太子ジョージ(後の英国王ジョージ4世)から借り受けていた。

イギリス・ハノーヴァー朝第6代女王(在位:1837年6月20日 ~1901年1月22日)

初代インド皇帝(女帝)(在位:1877年1月1日 ~1901年1月22日)

ハノーヴァー朝第3代国王ジョージ3世の孫。

エドワード7世、ドイツ皇后ヴィクトリア、 ヘッセン大公妃アリスの母。

現在のイギリス女王であるエリザベス2世の高祖母にあたる。

史実としてのヴィクトリア

イギリス・ハノーヴァー朝第3代国王ジョージ3世の第4王子であるケント公エドワードの一人娘。3人の伯父たちが嫡出子を残さなかったため、1837年に18歳でハノーヴァー朝第6代女王に即位する。

ハノーヴァー朝の国王は代々ドイツの領邦国家ハノーファー王国の君主(選帝侯、ついで国王)を兼ねていたが、ハノーファーではサリカ法による継承法を採っており、女性君主の統治が認められていなかった。

そのためハノーファー王位はヴィクトリアでなく叔父エルンスト・アウグストが継ぎ、イギリスとハノーファーの同君連合は解消された。

はじめホイッグ党の首相メルバーン子爵を偏愛したが、1840年に母方の従弟にあたるザクセン=コーブルク=ゴータ公国の公子アルバートと結婚すると、その忠告に従って王権の中立化に努めるようになった。

その後もしばしば政治に影響力を行使しながらも、基本的に議会の状況に基づいて首相を選ぶようになった。

国王の政治的影響力の面ではアルバートがヴィクトリアに代わって重きをなすようになっていったが、彼はその権威が絶対的になる前の1861年に薨去した(また同年3月に母ケント公夫人ヴィクトリアを亡くしている)。

これにより、イギリスに立憲君主制の道が開かれることとなった。

一方、悲しみにくれるヴィクトリアはその後10年以上にわたって服喪し、公務に姿を見せなくなったが、1870年代に保守党の首相ベンジャミン・ディズレーリに励まされて公務に復帰し、ディズレーリの帝国主義政策を全面的に支援し、大英帝国の最盛期を築き上げた。

1876年には「インド女帝」に即位した。ディズレーリを偏愛する一方、ディズレーリと並んでヴィクトリア朝を代表する自由党首相のウィリアム・グラッドストンのことは一貫して嫌っていて、グラッドストンのアイルランド自治法案の阻止に全力を挙げた。晩年には老衰で政治的な活動は少なくなり、立憲君主化が一層進展した。

1901年に崩御し、王位は長男であるエドワード7世に受け継がれた。

ヴィクトリアの63年7か月の治世はヴィクトリア朝と呼ばれ、政治・経済のみならず、文化・技術面でも優れた成果を上げた。この時代のものは、政治、外交、軍事、文学、科学、家具などいずれであれ、「ヴィクトリア朝の~」と形容をされることが多い。

この時代、イギリスは世界各地を植民地化して、一大植民地帝国を築き上げた。その名残でヴィクトリア島(カナダ)、ヴィクトリア湖(ケニア・ウガンダ・タンザニア)、ヴィクトリア滝(ジンバブエ・ザンビア)、ヴィクトリア・ハーバー(香港)、ヴィクトリアランド(南極大陸)、ヴィクトリア(世界各地の都市名)、ヴィクトリア・パーク(世界各地の公園)など、女王の名にちなんだ命名も少なくない。

ヴィクトリアは帝国主義政策においては最強硬派・主戦論者として政府に発破をかける役割を果たすことが多かったが、彼女の「帝国の母」「慈愛」のイメージは世界各地の植民地の臣民たちを一つに結び付け、大英帝国の維持・拡大に大きな礎となった。

子女が欧州各国の王室・皇室と婚姻を結んだ結果、ヴィクトリアはヨーロッパの祖母と呼ばれるに至った。

例えばドイツ皇帝ヴィルヘルム2世とロシア皇后アレクサンドラ(ロシア皇帝ニコライ2世妃)は孫にあたる。 

出典:ウキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴィクトリア_(イギリス女王)

シーズン1エピソードの各タイトル

  • シーズン1エピソード1 「若き女王」
  • シーズン1エピソード2 「失えない味方」
  • シーズン1エピソード3 「結婚の圧力」
  • シーズン1エピソード4 「運命の再会」
  • シーズン1エピソード5 「世紀の結婚」
  • シーズン1エピソード6 「女王の秘策」
  • シーズン1エピソード7 「波乱の予感」
  • シーズン1エピソード2 「誕生」

出演者

主演女優のジェナ・コールマン Photo by Florida Supercon

ジェナ・コールマン(ヴィクトリア役):Jenna-Louise Coleman(1986年4月27日〜)は、ブラックプール出身のイギリスの女優。テレビドラマ『ドクター・フー』ではクララ・オズワルドを演じた。

トム・ヒューズ(アルバート役):Tom Hughes (born 18 April 1985年4月18日〜) イギリスの俳優。BBCドラマ「ザゲーム」のジョーランベとしての役割で知られている2019年8月2日、スカイシリーズA Discovery of Witchesの第2シリーズでヒューズがクリストファーマーロウの役割を果たすことが発表された。

キャサリン・フレミング(ヴィクトリアの母親役):Catherine Flemming (1967年2月2日〜)は、ドイツの女優。 彼女は1995年以来80以上の映画とテレビの役を演じてきたが、そのほとんどがドイツ語。

ダニエラ・ホルツ(レーゼン役)

ルーファス・シーウェル(メルバーン役):Rufus Sewell( 1967年10月29日〜 )。イギリスの俳優。舞台俳優としても有名で、ブロードウェイの舞台にも立っている。

監督/演出

トム・ボーン

原作/脚本

デイジー・グッドウィン
ガイ・アンドリュース

 

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