ドメインパワーが大事なのは分かるけど、調べるツールの数値って正しいのかな?
Googleなどの検索エンジンで上位表示されるための重要な要素として挙げられる「ドメインパワー」。
ドメインパワーとは直訳すれば「ドメインの力」となり、なんとなく分かったような気になりますが、
ドメインパワーについて深く考察してみましょう。
検索エンジンによる評価がドメインパワー
Googleを始めとして検索エンジンは、世界中のWEBサイトを定期的にクロール(巡回)して、それぞれの内容を評価しています。
結果、「このドメインは信頼できる」という評価を高めて行ったり下げたりします。
検索エンジンからの評価がドメインパワーであり、検索エンジンに上位表示されるための重要な要素となります。
ドメインパワーの影響力
例えば異なるドメインで同じ内容の記事を作成したとします。
するとドメインパワーの強いサイトの記事のほうが、検索エンジンで上位表示されます。
また、ドメインパワーは主要なビッグキーワードよりもスモールキーワードの検索順位に影響が強く出ると言われます。
ドメインパワーを上げる方法
ドメインパワーはドメイン取得からの年数が長いほど強くなる傾向があります。
しかし、いくら年数が長くても、放置したサイトではドメインパワーは上がりません。
サイトの更新頻度を上げ、記事数を増やすことが重要です。
コンテンツの質が重要
しかし、ページ数を増やせば良いというものではありません。
ユーザーに役に立つ記事、質の高い記事であることが重要です。
そのためにはある程度の文字数は必要です。
一般的には2000字以上は必要だと言われていますが、絶対条件ではなく、短い記事でも質の良い記事であれば評価されます。
ただ一般的には、滞在時間の問題もあって、2000文字以上あったほうが良いでしょう。
内容を特化させたほうが有利?
サイトのテーマが特化されていていると、特化したモノに関するキーワードが強くなり、ドメインパワーも上がりやすくなります。
あらゆるテーマを浅く広く紹介する雑記型よりも、特化型サイトのほうがドメインパワー上は有利だと言えます。
ドメインパワーの強いサイトからの被リンクが重要
被リンクとは自分のサイトが他のサイトからリンク(紹介)されることです。
ドメインパワーが強いサイトからリンクされると、自分サイトの評価は高くなり、結果ドメインパワーが強化されます。
被リンクを増やすためには、やはり「質の高いコンテンツ」を作ることが大切です。
ドメインパワーの強い大手メディアなどに取り上げられると、拡散も加わって一気にドメインパワーは上がります。
ブログ村などの外部サイトを使ってを増やすことも可能です。
自分で被リンクするためのサブサイトを作る方法もあります。
しかし、被リンクはリンク元のサイトの質も問われますので、被リンク数アップのために質の悪いサイトを量産して被リンクを増やしても、効果は薄いし、むしろ逆効果となります。
裏技を考えるよりも、より高品質なコンテンツを生み出し、自然に被リンクが増えるのを待つべきです。
ドメインパワーを上げるには滞在時間を伸ばす
ドメインパワーはユーザーの滞在時間を増やせば上がるとも言われています。
滞在時間が長いということはユーザーにとって有用な情報がある価値のあるサイトと見なされるからです。
このためサイト全体での平均滞在時間が伸びれば伸びるほど、ユーザーにとって価値のある記事が提供されているサイトとして評価されドメインパワーを向上させることができるのです。
ドメインパワーは0〜100の数値で表す
では、自分のサイトのドメインパワーはどうやって知ることができるのでしょうか。
ツールを使えば簡単に分かります。
ドメインパワーは、0から100までの数字で示されます。
100に近いほど信頼度の高いドメインということになります。
とは言え、その数値にどれほどの信頼性があるのかは、疑問も残ります。
このことは後で詳しく触れます。
ドメインパワー計測ツール3種
[ツール1]MOZ
ドメインパワーの他にも、被リンク数や被リンク先の確認、被リンクテキストや被リンク先がスパムである可能性など、細かく分析できる無料ツールとなっています。
メリット
・ドメインパワーの他に被リンクについての詳細な情報を分析可能
・被リンクに関して細かく分析できる
・無料 ただし10回/月(?)まで
デメリット
・アカウント登録が必要
・英語表記
「MOZ」の登録方法と使い方
MOZは、初めて利用する時、メールアドレスなどによるアカウント登録が必要です。
1.
MOZにアクセスし、ドメインを入力し、「Get free link data」を押します。
2.
メールアドレス、ディスプレイネーム、パスワードを入力し、「私はロボットではありません」にチェックを入れ、黄色の「Create an account」ボタンを押します。
3.
水色の「Anaalize」ボタンを押します。表示される「Domain Authority」が、いわゆるドメインパワーの数値です。2つ評価が出てきますが、DOMAIN AUTHORITYはサイト全体の評価、PAGE AUTHORITYはページ1つ1つの評価です。
[ツール2]パワーランクチェックツール
「ドメイン」欄に自分のサイトのドメインを入力し、「チェック」ボタンをクリックするだけで、パワーランクとドメイン年齢が表示されます。
メリット
デメリット
「パワーランクチェックツール」の使い方
1.
「アクセスSEO対策ツールズ」にアクセスし、ドメインパワーをチェックしたいドメインを入力し、「チェック」ボタンを押します。
2.
パワーランクの数値がドメインパワーを表す。「0」と表示されているが、10か月で120以上の記事数で「0」はありえないと思うのですが。MOZで計測したら「5」はありました。
[ツール3]Ubersuggest
URL無料でドメインパワーを計測できるSEOツールです。
ドメインパワーの他に、流入が見込めるキーワードの数や、被リンク数などもチェックすることができます。
面倒な登録などはせずに使えますが、Googleアカウントと連携することでより無料で使える機能が増えます。
メリット
1日に2回チェックしようとすると、「1日の新規査定回数が上限に達しました」と表示される。サイドバーにも注目!
Ubersuggestの使い方
1.
2.
ドメインスコアの数値ががドメインパワーの数値です。
計測ツールの信頼度
なんと0じゃなくなってしまった😱💦
ドメインパワー0のPV20万ブログって言えなくなる😢#悲しいね ⤵️ pic.twitter.com/JIEHrWpqHq— だ☆ぶ (@cfwg99999) April 15, 2020
↑PVが20万あってもドメインパワーは0だった?
ドメインパワーがSEO上たいへん重要な要素であることは間違いないでしょう。
しかし、ドメインパワーの計測ツールが信頼できるかどうかは別問題です。
なぜなら、筆者が運営するサイトのうち2つで調べた結果に差があるからです。
あるサイトは、パワーランクツールでは「6」なのに、MOZでは「11」でした。
もう1つブログは、パワーランクツールでは「0」ですが、MOZでは「5」でした。
これを誤差のうちと見るか大差と見るか分かりませんが、ツールによってこのように異なる数値が算出されるのは一体どうしてでしょうか。
これは、ドメインパワーの正確な数値を導き出すことは出来ないことを示しているのではないでしょうか。
また、この章の冒頭に埋め込んだツイートのように、PV数が多くてもドメインパワーが上がるわけではありません。
本ブログのドメインパワーは現在、16.3ですが、このブログの母体ブログの「雑記王」は、5〜6倍のPV数があるのに、ドメインパワーは9.8です。
これは雑記王がドメインを12月に移行したせいもあります。ドメインパワーは年月数も重要でな要素ですから。
こうしてみると、ドメインパワーは、あくまで参考の数値に過ぎません。
でも、自分のブログのパワーの指標であることは確かです。
特に信頼度というか質を測る物差しだと言えると思います。
つまり、良質な記事を積み重ねていけばドメインパワーの数値は上がっていくはずです。
まとめ
ドメインパワーとは検索エンジンからの評価。
ユーザーに対し有益な、高品質な記事を定期的に提供し続けられるサイトが、ドメインパワーの高いサイトとなる。
検索エンジンからの評価は、被リンク(特にドメインパワーの強いサイトからの)の数、サイト滞在時間の長さも影響する。
記事の本数(量)よりも、「質」が大事。
ドメインパワーを計測するツールがあるが、その数値は絶対的評価とは言えない。