ブログに文章力は不要! 名文は逆効果? ブログ文7つのポイント

  • URLをコピーしました!
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
もかる

ブログは名文である必要なし。むしろ名文はブログにとってマイナスかも

「ブログを始めたいけど私は文章力がないから」とか「巧い文章が書けないから」という人、それは間違っています。

ブログにおいては文章力や名文はかえって逆効果にすらなる、という話をしたいと思います。

目次 タップで飛べます!

従来の文章とブログの文章の違い

私は長年、紙媒体の編集の仕事をしてきました。

本格的にブログを始めてからは1年ほどが経ったところです。

ブログを始めて苦労したのは、雑誌や書籍などにおける、従来の文章とブログの文章の違いでした。

いや、過去形ではなく未だに戸惑っています。

何がどう違って、何に苦労しているのでしょうか。

では、書きます!

ブログでは必要な「重複と繰り返し」

従来の文章とブログ(アフィリエイト)文との決定的な違いは、

重複、繰り返し

文章における重複や繰り返しは従来の紙のメディア等では悪文の代表例ですが、

ブログでは必要な要素なのです。

ブログを始める際、いろいろなブログを読みましたが、その時に感じた違和感は、重複や繰り返しの多さでした。

ところが後で分かったのは、それが意図的に行われているということでした。

たとえば、「スマートロックXYZ」という商品があり、そのレビュー記事を2,000文字くらい書いたとします。

従来の文章では「スマートロックXYZ」という商品名は、冒頭か、あるいはタイトルにあるくらいでしょう。

しかしブログでは、10〜20の「スマートロックXYZ」が見られたりします。

「スマートロックXYZ」は〜、「スマートロックXYZ」は〜、「スマートロックXYZ」は〜、という商品名の主語でいちいち各段落が始まっていたりします。

ブログを読み漁った筆者が当初受けた重複や繰り返しの違和感とは、これでした。

ブログでは、しつこいくらいが良い

非常に鬱陶(うっとう)しく感じられる表現です。

でも、それはそう感じたのはブログを丁寧に読んだからです。

多くの場合、ブログの読者は紙メディア等とは異なり、丁寧には読みません。

ほとんどの人は拾い読みです。

ですから、「スマートロックXYZ」は〜、「スマートロックXYZ」は〜、「スマートロックXYZ」は〜と繰り返すわけです。

どこを読んでも、途中から読んでも「スマートロックXYZ」だと分かるように。

ブログ以外の通常の文章では、鬱陶(うっとう)しく、しつこく、読めたものではありません。

しかしブログでは、しつこいくらいが良いのです。

この理屈が脳ではなく全身の細胞レベルで分かるまでには結構の時間がかかりました。

頭痛が痛くて馬から落馬して後で後悔!

テレビやラジオなどの音声メディアで気になることに、「後で後悔する」という表現があります。

重複していますね。

でも、これを、

アトデ コーカイスル

と音で表記すると重複に感じません。

単に「コーカイスル」よりも「アトデ コーカイスル」と言ったほうが「後悔」が強調されて伝わる感じがします。

だから、音声メディアでは「アトデ コーカイスル」をよく耳にすることになります。

このようにメディアの影響を受けて日本語は崩れていきます。

ブログは音声メディアとは異なり、文字によるメディアなので、「後で後悔」は重複が気になります。

でも音声メディアの影響もあって「あとで後悔」だと余り気になりません。

音声メディアでもさすがに「頭痛が痛い」とまでは聞きませんが、「ウマカラ ラクバ(馬から落馬)」くらいは聞くことがあります。

やや話が逸れましたが、メディアによって表現方法が無意識に(?)変化する例を挙げてみました。

ブログの読者は飛ばし読みや拾い読みが主!

ブログ日おける重複や繰り返しは、単語的な言葉だけではありません。

内容の重複や繰り返しも行われます。

最初はこれについてもしつこい、鬱陶しいと感じましたが、

ブログの読者は飛ばし読みや拾い読みが多いので、必要だと後に知りました。

記事の最後に「まとめ」をつけて、記事の要点をまとめるのも同様の理由で必要なわけです。

急いでいる人は、冒頭のリードと最後の「まとめ」だけを読んで去って行きます。

ブログは誤字が多い!けれどやっぱり誤字は無くす努力を

誤字が多い!

さまざまなブログを読み漁って感じたことです。

紙媒体の場合、校正は何人かが何度も行います。

それでも誤字脱字などのミス完全に防ぐことは困難です。

しかし、ブログの多くは誤字脱字だらけ。

ひとりで急いで書くし、変換ミスもあるから仕方ないという見方もあるかもしれませんが、

誤字脱字が多いと信頼感が薄れると思うのは筆者だけでしょうか。

筆者のブログも誤字はあるとは思いますが、合計2人で校正しますので、最初は誤字があっても後に修正しますので、少ないはずです。

変換ミスはまだしも、「完全に間違って覚えているな、この人!」 という誤字もあって、ちょっと引いてしまうこともあります。

それが有名なブロガー(アフィリエイター)だったりします。

悪口や誹謗中傷は嫌いなのでどこの誰とは言いませんが、たとえば「最後」を必ず「最期」と記している人がいます。

何度も何度も死ぬ瞬間を迎えるのはどうかと思いますが、

最期のつもりの最後という意味なのかと深読みしたりしてしまいます。

教養のなさが感じられても、儲けさせてくれれば「信者」は集まって、問題はないのかもしれませんがね。

誤字は極力無くすべく努力すべきだと思います。

少なくとも執筆者以外の人の目を最低1人は通すべきだと思います。

ブログ文において大切なこと

ブログ文において大切なことは、

  • 分かりやすさ
  • 読みやすさ
  • 拾い読みや飛ばし読みのしやすさ

です。

読みやすさという意味でデザイン性も必要なので、ワードプレスのテーマ選びも重要ですが、

この記事は文章についてなのでここでは省きます。

\テーマについては、このページを読んでください/

ワードプレスのテーマ選びとインストール方法[WP入門-6]

記事を読みやすくするための7大ポイントを挙げてみます。

  1. センテンスは短く
  2. 適当な行間を取る
  3. だ・である調か、です・ます調を統一する
  4. 難しい漢字は開く(ひらがなにする)、またはルビをふる
  5. 文字に強弱をつける
  6. 箇条書きにする、ボックス(囲み)にする
  7. 興味を引きSEOにも効果的なH2見出しを多めにする

今思いつくのは以上の7項目です。

1. センテンスは短く

これは紙媒体でも同じです。センテンスが長いと何を言わんとしているのかが伝わりにくくなります。ワンセンテンスに読点は2つまで。

2. 適当な行間を取る

ブログ独特の方法ですが、文字が詰まって見えると、読む気が失せます。また、拾い読みがしにくくなります。段落ごとに1〜2行空ける、センテンスごとに1〜2行空けるなどの作業が必須です。

3. だ・である調、です・ます調を統一する

だ・である調ならだ・である調で、です・ます調ならです・ます調で記事を統一します。もちろん例外はあります。お気づきのように、この記事でも箇条書きはだ・である調で表記しています。

4. 難しい漢字は開く(ひらがなにする)、またはルビをふる

自分は読めても多くの人が読めるとは限りません。かと言ってひらがなばかりでは読みにくくなってしまうため、適度な漢字使用は必要です。小学生が読めるような漢字の使用にとどめたほうが無難です。どうしても漢字を使いたい場合、使う必要がある時はルビ(または括弧ルビを振りましょう)。

5. 文字に強弱をつける

文字に強弱をつけることで読みやすくなります。また、拾い読みがしやすくなります。文字に強弱をつけるとは、強調したい部分の文字を大きくしたり、太くしたり、マーカーを使ったりすることです。

6. 箇条書きにする、ボックス(囲み)にする

要点をリスト化する、箇条書きにすることは大事です。それを囲って強調することも考えましょう。

7. 興味を引きSEOにも効果的なH2見出しを多めにする

H2見出しを多めに設定したほうが良いようです。興味を引く見出しでSEOにも効果的な見出しを考えましょう。

まとめ

ブログの文章で大事なことは分かりやすさ、伝えること、伝わること。

ブログに名文は不要です。

ブログには重複や繰り返しの執拗さが必要です。

文章力なんて不要です!

誤字なんてクソ喰らえ!

さっき言ったことと矛盾しますね、ハイ。

誤字脱字を減らす努力はもちろん必要ですが、

そのくらいの意気込みというか気楽さというか、勢いが大事だという話です。

さて最後に、記事を読みやすくする7ポイントを繰り返します。

  1. センテンスは短く
  2. 適当な行間を取る
  3. だ・である調か、です・ます調を統一する
  4. 難しい漢字は開く(ひらがなにする)、またはルビをふる
  5. 文字に強弱をつける
  6. 箇条書きにする、ボックス(囲み)にする
  7. 興味を引きSEOにも効果的なH2見出しを多めにする
目次 タップで飛べます!